金額評価のせいでみんなうそつき

皆さんの会社の改善活動には「プレゼン」はありますか?

このプレゼン、やり方を間違えると改善活動が意味をなさなくなります。

例えばプレゼンで改善内容を評価し、金額効果を重要視している場合、その改善活動はうまくいかなくなっていくでしょう。

改善活動は、地味な事の積み重ねです。金額効果にした時、10円20円程度の事を継続していくことです。

プレゼンに「年間金額効果50万円」なんて出てきたら、まず疑うべきです。

プレゼンの評価者を見ると、審査員として各部署の部長の方々が鎮座しています。

いままで業務改善を行わなかった人たちです。

私たちに業務改善を丸投げし、自分は手を下さずに私たちの活動に点数を付けると思うと、やる気満々になりますよね。

私の会社のプレゼンはうそつき大会です。疑いをもって調べれば簡単に分かります。

ですが、誰も調べません。

審査員は金額効果が高い改善に喜んでいます。

ちょろいです。

そもそも、50~100万円もの改善効果が何年も複数の部署から出ていたら、決算書の中にその効果が出始めます。

原価率が下がる、人件費が下がるから限界利益の変化まで、改善効果が上がっているが、決算がずっと変わらない事に何の疑問も持たないのはなぜ?

そもそも、改善活動のプレゼンは何のために行うのでしょうか?

金額効果を争う為でしょうか?

賞を送って賞金を渡す為でしょうか?その方法で改善の求心力が増すのでしょうか?

私の理想とする改善活動のプレゼン目的は「いいアイデアの教え合い」であってほしいですし、プレゼンの内容が「うまくいかないから相談」でもいいと思うのです。

評価し、順位を付ける為にプレゼンをしてしまうと、どこか取り繕わなくてはいけない所が出てきてしまいます。

日常業務に忙しいところにプレゼンしようにも、活動自体する時間がないのでやった事にしてしまうのなんか目も当てられません。

なぜ、即結果を求めるのでしょうか?

そもそもが、今部長としてそちらに座っている方々が、解決できなかった問題たちなのです。一朝一夕にクリア出来るはずはありません。

私の会社では120万で治具を作成し、部品測定時間を短縮した結果、年間400万円相当の時間短縮効果が発生したとプレゼンがされました。

しかし、会社の工程を知っている人間が見れば、その部品が測定されるのは年間でせいぜい15件程度で、改善効果は多く見積もっても10万円程度だと判るのです。

なぜ効果を偽るのでしょう。

プレゼンの結果、そのグループは優秀賞を取りました。

改善効果を金額に換算し、効果を見ることは悪いことでは無いとは思います。

ですが、金額効果を重視し、それを求め、順位をつけることは悪いことだと思います。

これは、嘘をつくかつかないかのモラルの問題と考えられる方もいるかもしれません。

しかし、嘘をついてしまう土壌となる評価方法であり、いつかは必ず嘘の発表が生まれてしまいます。

私は、もしこの方法がコンサルタントが指示したやり方なのだとしたら、その手腕に疑問を持たざるをえないと考えております

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