アドラー的ビジネス思考

少し古い話ですが、「嫌われる勇気」とういう本がベストセラーとなり、ドラマ化されました。

周りを気にしすぎる思考からの脱却が出来れば、幸せがより身近になるという思考です。

私も、この本を読み、人生の参考にしています。

ツイッターにも”アドラー心理学サロン”というアカウントがありますので参考にどうぞ。

@adler_salon

アドラー心理学(どちらかと言えば、哲学になる?)は、仕事をしていく意味でも、参考になることが多いので、私は今でも、何度も読み返して、自分の考え方を確認しています。

私が参考にしているのは、職場での人間関係の為ではありません。

目的や、目標と言った定義や考え方の為です。

アドラー心理学の基本

例えば、「あの人に好かれたいが、うまくいかない」という悩みを抱えている人がいたとします。

アドラー的思考では、

「あの人」があなたを好きになるかは、あの人の問題であり、あなたは介入すべきでない問題である”

と、なります。

その他にも、嫌われたくない、評価されたい等、相手の思考は、あなたがコントロールできるものではなく、相手の問題であり、あなたが悩んでも仕方がない、ということです。

この考えには、もっと先があるのですが、それについては読み進めていって下さい。

私の消化

この考え方に、私は衝撃を受けましたが、何度も読み返していくうちに「目的」や「目標」をどう捉えるかについて考えるようになりました。

結局の所、自分でどうにもできない問題で悩んだり、行動を変えても解決に結びつかないのです。

この”アドラー的思考”は、ビジネスの世界でも同じことであると分かったのです。

私たちが普段当たり前のように使っている「目標」や「目的」は、時に私たちを大いに悩ませます。

その悩みの理由は、自分でコントロールできない部分が多分に含まれているからに他なりません。

努力だけでは、販売ノルマは達成できないし、頑張れば不良品が撲滅できるわけではないのです。

結局、根拠のない「目標(=妄想)」という自分ではどうにもできない問題で、振り回されてしまうことになるのです。

では、どうすれば悩まない目標が出来上がるのでしょうか?

アドラー的ビジネス思考(私案)

結局は「根拠」と「具体的行動」です。

その二つを目標を立てる時に確認し、目標の確実性を作らなければならないのです。

リンク:目標と妄想を区別しろ

リンク:あなたの目標は本当に目標か?

「相手に好かれたい」という願望達成に、根拠や具体的行動指針があれば悩む必要はなくなります。

相手が好きになってくれる条件があり、それを満たすことができれば好かれるのであれば、条件が達成できない悩みがあっても、「相手に好かれない」ことは悩みではなくなるのです。

ただ、条件を達成するために行動するだけです。

・年収が足りないのか、

・ファッションセンスが悪いのか、

・優しさを求める相手なのか引っ張っていく力強さが必要なのか、

こういった自分にはない魅力という問題を解決していくことが、「好かれたい」という願望の具体的行動になっていくのです。

「相手に好かれたいという目的」を達成するための手段を「具体的な根拠のある目標」に分割していくのです。

コントロールできそうもない問題を考え、コントロールできる幾つかの問題に分割する。

コントロール出来ない問題が解決しないのであれば、解決策が見つかるまで行動しない。

(問題を承知で事後処理に回る)

根拠のある行動だけをする。

これが、私の考えたアドラー的思考における業務行動の原則です。

自分でコントロール出来ない問題に直面し、悩んでも解決は出来ないのです。

企業は従業員に、解決できる問題=目標を与える必要があるのです。

中堅や、ベテランであるならば、上司から与えられたノルマを自分で考え、具体的行動に落とし込み、足りない部分や、分からない問題を相談しながら方向性を上司と確認し合うのです。

アドラー心理学から飛躍しているかもしれないですね。

本家の人が読んだらどう思うかちょっと心配です。

制御不能になる前に

また、管理・コントロールできない問題が発生する前に、何かしらの手を打つことでリスクをコントロールする事も重要です。

会社をクビになる前に、貯金をして当面の生活費を蓄える事もリスク管理ですし、転勤したくないのであれば、転勤を命じられた時に対応できる行動(副業収入を得ている、等)を基に、退職してしまう事もよいでしょう。

全て出来るわけではありませんが、悩みはコントロールできない問題に直面する事であるならば、それは事前に排除してしまう事が一番良いのです。

結局、イニシアチブを握ることが出来ない問題で悩むことは無駄で、それは他の人の課題であると開き直ることが、幸せになることの第一歩なのです。

誤解のないように強調しておきますが、自分に与えられた仕事を、自分の能力に見合う範囲で確実にこなすことが前提です。

アドラーはサボりを推奨してはいません。

そして、自分の所属するコミュニティーに対しての自己犠牲を否定していません。

そのコミュニティーが自身の幸せにつながるのであれば、その時初めて自己犠牲が生まれるのです。

経営者、管理は、社員・部下が、自己犠牲を厭わなくなるほど、愛を持って接することが必要なのです。

最後に

管理職や、経営トップの皆様。

根拠のない目標は、いつかアドラー心理学的に、従業員に切り捨てられるかもしれませんよ。

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